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チベットと気候変動協議へ向けて

2010/12/01 Check

メキシコで2013年以降の地球温暖化対策の国際的な枠組み「ポスト京都議定書」を話し合う

第16回気候変動枠組み条約締約国会議(COP16)が29日から始まりました。

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819591E0EBE2

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チベットの環境問題を訴えるためチベット亡命議会とチベット定住局(Tibetan Settlement Office)を代表して同気候変動協議に参加しているチベット人チームを応援するため、チベットの環境問題が協議の議題に上がるよう下記のアクションの、いずれかに、皆様からの、ご協力をお願いします。

1.COP16のためのサンプルレター(自国の政府あて)

【 】様

日本国政府として北極と南極の次に、多くの氷河化した水を貯蔵している ”地球の第3極点”として知られるチベットに於ける環境保全について、 真剣な協議をもたれることを訴えます。

気候変動の影響を緩和させるための多国間合意による政策は、チベットに於ける 環境保全も考慮するべきだと考えます。それは、チベット人自身、特にそこに住む遊牧民が政策決定のプロセスに直接参加できるものでなければならないと考えます。今や、この問題は地球環境問題の一つであり、大変重要な意味を持ちます。

中国の気象学者の調査によると、チベット高原の温暖化は地球上の他の土地に比べて2倍の速度で進んでいるとされ、チベットは地球の気候変動を観測する上でのバロメーターとして重要視されています。ヒマラヤの氷河は溶け続けており、黒い岩肌をあらわにし、太陽放射の吸収を増加させています。結果、モンスーン周期に影響を及ぼしチベット高原の多くのエリアは乾燥し、砂漠化が進んでいます。

私達は特に地球の第3極点として知られるチベット高原の環境汚染に深い懸念を抱いています。温室効果ガスの排出が原因で起きる気候変動は、中国政府の自然資源の誤った管理と営利優先の開発政策により確実に悪化しています。それはチベット人遊牧民の強制移住と定住化政策として行われており、彼等の伝統的な遊牧手法を、チベット草原の管理から引き離すものとして具体化しています。

科学者は、中国政府によるチベット高原の土地利用政策が、高度が高いために非常に壊れやすい高原の環境の退化を含む、地球温暖化と環境汚染に加速度を加えていると指摘しています。

この政策は、人口の圧倒的大多数が農村部に属する地方の都市化を加速し、インフラ整備や、(この地球上に残された最後の持続的牧畜の手法を失う意味を持つ、)遊牧民の強制定住を伴います。そしてなにより、この政策決定に、現地の住民であるチベット人の関与が認められていません。

チベット地域は世界有数の河川の水源であり、アジアで起こるモンスーンに 重要な影響を与えます。その影響は、高原に暮らす人々ばかりでなく、河川流域に暮らす何百万という人々の生活に及びます。長期的な視点に立てば、(チベットの)氷河の消滅は深刻な水不足を意味します。

アジアに暮らす10億の人々の将来が、チベットの氷河と草原に依存していると言っても過言ではありません。チベットは地球の気候変動問題の解決にとって中心的存在であり、 そこで暮らす、チベット人自身が問題解決のための重要な役目を担うべきであると考えます。

私達は、チベットの気候変動問題に対処するためチベット人の直接参加を含んだ、 国際組織による協調的な方策を模索されることを要請します。 以上の観点から、私たちは日本国政府に対して、以下の要点を含む政策の立案を要請します。

1.チベット高原の生態系、水資源と土地利用の政策が、チベット高原に与える変化を、独立した国際調査団により調査する事。

科学者と、チベットの住民の代表、そしてチベットが提供する水資源に依存する国の国民が関与できるようにするためには、高原の状態についての正確な調査と分析を必要です。それによって、チベット高原の草原と森林の科学的な生態系の回復作業と、管理を含むこの地域に対する公平で継続的な気候変動の影響を緩和し対応する方策を生み出す事が出来るでしょう。

2.高原の自然資源の管理と決定権を総合的に行い、この決定にチベット人、特に遊牧民自身による参加を保証する。

チベットの遊牧民は、自身の放牧地である高原を何千年にもわたり管理して来ました。彼等の経験は生態系に対する変化を知る上で重要なだけでなく、土地の浸食や砂漠化といった兆しを知るうえでも大変重要です。残念なことに政府の政策は、この必要不可欠な人材資源を無視し、代わりに砂漠化を防ぐためとした誤った政策により、遊牧民を草原から追いやりました。このことは反対に、科学的根拠に基づく遊牧民の生態系管理が、すでに退化した生態系を修復する助けとなることを証明しています。

3.多国間の協調により、チベット地域の当事者の代表を含む、チベット高原の水資源管理に対する決定権のあり方を推進する。

そのような多国間協力は、気候変動に対する緩和政策の効果を高め、公平な対応戦略を生み出し,水資源を原因とした紛争に発展する危険を回避します。中国における環境保全の成功が、地球の気候変動問題の解決に向けての対策を成功に導く重要な鍵であるように、チベットもまた、中国の環境保全の対策の成功の鍵であると言えましょう。今協議委員会においては特に遊牧民を含んだ、チベットの代表を含む気候変動対策を保証されることを要請する。この政策は何百万もの人々の生活が依存する、チベット高原の水資源、森林や草原資源と、その生態系を理解し緩和させ、適応していく上で必要であり、またアジア近隣諸国の安定と安全を守るために必要な努力である。

さらに詳しい情報はこちらのリンクでご覧ください。www.tibet3rdpole.org.

敬具

あなたの名前と団体名

この手紙をダウンロードする:COP16カンク−ン第3極点要請_日本政府

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