Free Tibet Japan Home
チベットに自由と人権を!

オバマ、胡錦濤サミット考察:「良」「悪」「醜」

2011/01/24 Check

オバマ、胡錦濤サミット考察:「良」「悪」「醜」

ICT logo

原文:http://weblog.savetibet.org/2011/01/21/obama-hu-summit-the-good-bad-the-ugly/

2011年1月21日 ICT ブログより

Todd Stein

チベットについて

良:オバマ大統領の発言:「合衆国は、(双方の)相違と懸念を克服するために、引き続き中国政府とダライラマ特使との間の対話と、チベットの人々の信教と文化によるアイデンティティーの保護を支援する。」

ダライラマの努力を支援する、米国の長年に渡る政策を再確認する発言である。他諸国からの同様の公的な発言を促すと思われる。

悪:オバマ大統領の発言:「私達、合衆国はチベットが中国の一部であると認め。。。」

これは確かに米国の政策ではあるが、ここで繰り返す必要がないばかりか、北京に対して、上記のような(ダライラマ特使と中国の)” 対話”に関する重要な発言を省いた、この箇所のみを強調した声明を、他諸国に強要させる力を与えることに繋がる。

醜:胡 錦濤主席の発言「中国はお互いに内政干渉をしないという、相互尊重と原則に基づいて米国との対話と意見交換を続ける意向である」

これは、「チベットは私達の所有物である。干渉するな」という意味であり、実際はチベットで起こることは、(近隣諸国)数百万人に影響を及ぼす事実を隠している。(ヒマラヤの氷河解凍による影響はアジアの河川と下流地域一帯に影響を与える)

人権

良:オバマ大統領の発言:「合衆国は人類の自由と尊厳のために発言する。それは、アメリカ人としての義務であるだけでなく、中国を含めた人類全てに与えられた、普遍的な権利を守ることにより、結果的に人類全てを繁栄と成功に導いてくれると信じるからである。」

悪:オバマ大統領の発言:「中国は私達の国とは違う政治形態をもっている。中国は私達の国とは異なった発展過程にある。私達は非常に異なった歴史から来る非常に異なった文化を持つ。」

このような道徳的な相対論に関する表現は、’ 東洋的価値観は西洋的価値観とは異なる’ という前提のもとに、自国民に対する虐待を正当化する北京に対してお墨付きを与えるのみである。

醜:胡 錦濤主席の発言:「中国は常に人権を守り促進することをめざす」もし、胡の頭上に警告灯があったなら、この瞬間に輝いていたであろう。


イメージ

良:賢いSFT(HQ)の友人達の活躍によって中国大使館の壁に映し出された『チベット国旗』『胡 錦濤 、指導者 “失格”』『チベット・ウィル・ビー・フリー』 などのバナー。

悪:中国のテレビ局が自国のリーダーにより人権についての発言を報道規制したこと。ワシントンポストの報道によると中国はBBC放送の共同記者会見の模様を規制し、胡 発言のなかの「(人権問題に関して)多くの課題を抱えている。。」の直後からをカットした。

醜:醜悪な人権侵害の記録を持つ外国の要人に対して行った、21発の礼砲を含めた絢爛な歓迎式典。(注:21発の礼砲は外国の高官に対する最高の儀礼)歴史上、初めてノーベル平和賞受賞者(オバマ)が、同じノーベル平和賞受賞者(劉暁波)を投獄した人物をもてなしたことになる。

アクション

良:オバマが両国の国交上での人権問題の重要性を警告することに積極的だったこと。サミットの数日前には、「現状に置ける問題点、改革の可能性と合衆国政策に対する留意点」を話し合うため5名の活動家/学者を招いている。さらに、ホワイトハウスでは公式晩餐会に人権団体Human Rights Watchの事務局長を招待している。

悪:オバマ政権による今回のサミット前または、期間中に行われた人権推進のためのイベントに、チベット人(またはウイグル人、モンゴル人)が招待されていないこと。彼等は基本的人権獲得への奮闘に加え、中国の同化政策による彼等独自の文化が破壊される苦しみをも体験している。

醜:胡 の率いる共産党は単に表現の自由を行使したばかりに、劉暁波氏、胡佳氏、ドンドォップ・ワンチェン氏、ガイラット・ニヤズ氏を投獄し(拷問にかけ)、胡 自身は合衆国で表現の自由を完全なまでに利用し、彼の発言は規制を全く受けることないまま、くまなく合衆国中に報道された。この際の胡 自身の人権に対する発言は、自身の国で報道規制を受けている。

Tags: , , ,