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タシ・ドゥンドゥップ解放!

2011/02/13 Check

タシ・ドゥンドゥップ(Tashi Dhondup)30歳、東チベット出身の人気シンガーはチベット独立とダライラマを支援する内容の歌詞を持つ曲を発表したために、“労働による再教育”15ヶ月の刑を受け、服役、14ヶ月めに釈放されました。

2月8日のRadio Free Asiaによると、タシ・ドゥンドゥップは、2月8日火曜日 午前9時ごろXiling刑務所から釈放され、無事、途中のTsekokを通り、自宅のあるMongol countyで、家族や友人などの出迎えの人々に、祝いのカタをかけて迎えられたそうです。彼は拘束中に暴打を受けています。
ラジオフリー・アジア記事:http://www.rfa.org/english/news/tibet/released-02082011153914.html?searchterm=None

様々なチベット関連サイトでは、タシ・ドゥンドゥップの解放を祝した報告がされていますが、英語サイト‘HIGH PEAKS PURE EARTH’では、(アルバム’Torture Without Trace’ (「証拠無き拷問」)から未発表の曲 ’Waiting with Hope’を歌詞の英訳付きでポストしています。:http://www.highpeakspureearth.com/2011/02/tibetan-singer-tashi-dhondup-released.html

タシ・ドゥンドゥップはこの曲で、Yeshe Norbu(ダライラマ)とパンチェンラマについて歌っています。

タシ・ドゥンドゥップの逮捕と判決は、中国による一連の組織的な
チベット人芸術家をターゲットにした非道な弾圧の一環といえます。
2008年以降、50人以上ものチベット人作家やアーティストが、
この弾圧の強化により、単に自身の意見を詩や散文といった形で発表、または報道したり、また中国のチベット政策と、今日のチベットに置ける影響を話し合ったりしたために、懲役を言い渡され、拷問や脅迫を受け、行方不明となっています。
2010年5月中国政府は、27のチベットの歌の「禁止リスト」を発表し
タシ・ドゥンドゥップの曲を含む)そのリストにある’非合法’曲を持っている者は、厳罰に処するとしています。

–  International Campaign for Tibetでは、「ダライラマへの忠誠と、中国政府の政策に対する抗議行動がチベット高原を覆い尽くした2008年春以降のチベットでは、チベット文学と文化の復興を望む動きが盛んになっている。
アムドのXiningと他の地方(現在の青海省の一部)では、 印刷物、インターネットを使ってチベット語以外に、中国語も堪能な作家達が中心となり、この動きを先導しており、チベット人としての強いアイデンティティーに繋がれたシンガー、教師も、この文化復興運動に加わっている。
2008年に関する中国側の公式見解を覆すかのように、これらの若きチベット人達の行動はチベットを支配する中国政府にとり、これまで以上の問題となり、
そのため運動に関わるチベット人個人には大きな危険が伴う。
1976年の文化大革命後、再びシンガー、芸術家や作家がチベット文化を担うために標的となり、チベット人としてのアイデンティティーに関する表現の、
ほぼ全ては国家により’ 分裂主義’と見なされ違法とされる。」


** チベットの現状について **


2008年3月から4月にかけて、中国政府による支配に対して多くのチベット人がチベット全土で平和的な抗議行動を行いました。それに対する中国の反応は残虐な武力行使によるもので、在米団体 Human Rights Watch (HRW)の報告では(末尾参考リンク:同団体報告書 ‘I Saw It With My Own Eyes’ ) 「抗議行動を鎮圧するために行われた(中国による)人権侵害のスケールは、当初信じられていたよりも、かなり大きく、過度の武力行使、拷問、恣意的な拘束、そして中国の法律で認められているにも関わらず、平和的な集会を持つ権利の剥奪を含めた中国軍による国際法の違法行為は明確」とあり、さらに同報告書では、「2008年の抗議行動に関して逮捕、拘束、起訴、判決を受けた人の正確な数は明らかにされておらず、一党独裁制国家の司法裁判所では、何千人が逮捕されたとされ、100以上の裁判が、強引に司法制度を通り抜けている」2008年抗議行動以降、逮捕された700人以上のチベット人は、中国政府の正式発表に含まれておらず、何百人ものチベット人は未だに行方不明となっています。
中国の裁判所からは、引き続きチベットの悲惨な状況を海外に伝えようとしたとしてチベット人対して重い罪状が言い渡されており、その中の一人としてノルジン・ワンモ(Norzin Wangmo)がいます。35歳、司法職員だった彼女は、インターネットと電話でチベット内地の状況を海外に伝えたために5年の刑を受けています。
中国政府の手配する取材ツアーに参加した国際報道機関の多くは、ラサや他のチベットの市街地で見られる軍の武装設備を報告しており、チベット人の自由な移動を規制しており、著名チベット人への重刑と合わせて、チベット人社会の間に深い恐怖を作り出しています。現在もチベットへの入域するのは、中国政府の管理下に置かれており、非常に困難です。外国人報道者は、未だに政府の手配する公式ツアーとしてしか立ち入りが許可されず、自由な報道は許されていません。

BBC在中国特派員Damian Grammaticasによる最も最近の取材の様子

http://www.bbc.co.uk/news/world-asia+pacific-10639713.

その他の報道やアクションのリンク

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