Free Tibet Japan Home
チベットに自由と人権を!

Archive for the ‘Resources :資料’ Category

チベットで多発する焼身自殺についての最新報告(10/25版)

火 ,25/10/2011

2009年7月27日以降、11人のチベット人が焼身自殺抗議を行った(2011/10/25現在)。

  • 男性10人、女性1人。
  •  10人中5名は抗議行動により死亡が確認。
  •  10人中9人は四川省、ンガバ(阿壩、アバ)・チベット族チャン族自治州の出身。
  •  1人は四川省カンゼ・チベット族自治州出身。
  •  10人中6人はンガバのキルティ僧院僧侶。
  •  10人中3人は元キルティ僧院僧侶。(還俗の理由は本人の意志か、政府当局の決定によるものか不明)
  •  10人中1人はンガバ県マミー・デチェン・チュコル・リン尼僧院尼僧 。
  •  10人中1人はカンゼ・チベット族自治州タウ(道孚) ニンツォ僧院僧侶。
  • 9件の焼身自殺抗議は2011年3月16日以降に起きた。

以下、現在判明している状況をまとめる。

※記事には残酷な画像が含まれています。閲覧には注意をしてください。

(さらに…)

ンガバは今も危機に瀕しています!

火 ,31/05/2011

ンガバにあるキルティ僧院と、その地区一帯に置かれた危機的状況は何ら改善を見ないまま3ヶ月が過ぎようとしています。 (さらに…)

チベットの平和解放?:新資料「17箇条の相違」

月 ,23/05/2011

17箇条の相違;中国による60年間のチベット政策の失敗

17points_japanese ダウンロード

[issuu layout=http%3A%2F%2Fskin.issuu.com%2Fv%2Flight%2Flayout.xml showflipbtn=true documentid=110523105700-746e0c57bba649e8bae249288ec90f08 docname=17points_japanese username=InternationalTibetNetwork loadinginfotext=17%E7%AE%87%E6%9D%A1%E3%81%AE%E7%9B%B8%E9%81%95%20%20%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B60%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%81%AE%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%81%AE%E5%A4%B1%E6%95%97 showhtmllink=true tag=china width=420 height=297 unit=px]

中国軍がチベットに侵攻して以来、60年以上経過しました。
2011年5月、中国は事実を醜悪に彎曲した「チベット平和解放60周年」と名づけられた式典を予定しています。チベット人とその支援者にとって、この60年は‘17箇条協定’への調印を皮切りに中国がチベットを強引に武力制圧し実行支配を始めた60年でした。
‘17箇条協定’とは1951年5月23日に中国政府とチベット政府との間に強制的に交わされた協定で、のち1959年チベット人の蜂起とダライ・ラマの亡命により崩壊しました。(a).
60年の間、中国はチベットを支配してきました;60年もの時間をかけて、チベット人の民意を獲得するために、亡命中のダライ・ラマの影響力を弱め、チベットを中国本土に同化させようとしてきました。にもかかわらずチベット人は一貫して、中国の支配に対し、抗議行動や平和的な直接行動によって拒否し続け、なかには自由になるために亡命する道を選んでいる者もいます。
ちょうど10年前、チベットの公式報道の中の声明チベットの共産党機関紙は以下の文章を載せています。
「50年間の輝ける歴史のなかで、全ての民族グループの党員と民衆は中国共産党の指導により、祖国の大家族の一員として、社会主義の道を邁進することによってのみ、チベットの輝ける今日と幸せな明日があることを確信する。よって、この地区のすべての民族グループは、この輝ける機会において 共産党、社会主義、解放、そして人民の団結への感謝を、高原全土で声高らかに祝うものなり。」(b)
この一方的な声明の発表された数年後に、これまで以上に広範囲な、毅然とした抗議行動がチベット高原全域で起こりました。チベット人達は再び、中国の支配に対する拒否を明確に示し立ち上がったのです。
2008年に起きた平和的抗議行動 (c) の特色として、若者の参加が多く見られたことがあげられます。
彼等はダライ・ラマの写真を手に、彼の帰還を訴えました。中国政府の抗議者に対する非道な弾圧にも関わらず様々な抵抗運動は今日も続いています。
チベット人の民族としての誇りは以前より強くなっており、チベット人歌手や作家が中心となり、チベット文化再興のために、カム、アムド、ウ・ツァンの、チベット3地域の団結を呼びかけています。
歌詞は一様にダライ・ラマの帰還を訴え、亡命チベット人と内地のチベット人の連帯を謳います。
おのずから、チベット民族全体の団結は以前にも増して強くなっていると言えます。
60年間、被占領下にある人々は、あらゆる苦しみに屈することなく、民族としての決意を貫いています。
この「17箇条の相違」と題された報告書では、国際チベットネットワークと中国のプロパガンダとの間に存在する意見の相違を17箇条にまとめました。
国際チベットネットワークは 世界各国から180団体のメンバーを持つ連携ネットワークであり、チベットの人々の権利を取り戻すために活動しています。

注:

(a) Tsering Shakya, ‘Dragon in the Land of Snows’, 1999.
(b) Lhasa Xizang Ribao, 21 May 2001.
(c) 230以上の平和的な抗議行動を、中国はまとめて“暴動”と間違った総称で呼んでいますが、実際には極めて少数が暴行を働いたのみでした。

資料をgoogle.docからダウンロードする:

この資料(全6ページ)は以下のリンクからダウンロードして資料としてお使いいただけます。

高解像度版:https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B6q-qWV5wyFQNTI0ODMzZTEtY2YwOS00YWQwLTg1NDUtMTYwYzU5NzM4OTNl&hl=en_US

低解像度版: https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B6q-qWV5wyFQZGJlOTczNGUtNWEwYS00Y2E5LThlYjYtOWE1OThlOTgzOTU3&hl=en_US

「17箇条の相違」

1)‘平和解放’ではなく‘軍事支配’

中国:「中国の近代史のなかでチベットの平和解放は重要な出来事であり、チベットの発展にとっても画期的な転機となった」胡 錦濤国家主席 (1a).

■事実:中国によるチベットの平和解放とは、1949年に始まった武力による侵略です。
1950年10月7日、人民解放軍総勢4万 が ディチュ河 (長江)を越え チベット中心部に侵攻しました。
勢力で完全に上回った中国軍に対しチベット軍は降伏し(1b)、1911年以来、独立国であったチベットは、被占領国家となりました。

(1d).中国による弾圧が徐々に勢いを高めるとともに、それに対するチベットの抵抗も強くなっていきました。
1959年3月ラサに大規模な抗議行動が起こり、人民解放軍が砲撃を開始し、ダライ・ラマはチベットからの脱出を余儀なくされました。
中国側の発表によれば8万7千人のチベット人がこの 蜂起で死亡または逮捕されました。(1e).1989年,戒厳令が布かれ(1989年には一時戒厳令が布かれました)
現在もチベット  高原一帯には、推定で15万から50万の人民解放軍とともに、大規模な中国軍が駐留しています。

2)‘少数民族’ではなく‘国家’

中国:「中国国家大家族の一員として、チベットの人々は長い歴史のなかで、絶えず近隣の他民族との接触と交流をはかり、彼等独自の素晴らしい文化を創りあげてきた。」劉延東( Liu Yandong)・中国共産党中央統一戦線部部長(当時)(2a).

■事実:中国はチベット人が運命共同体として繋がっている、56民族の中の一民族である(2b) と主張していますが、
(2c).  このねつ造された主張は中国の深い歴史的な民族優越主義に由来しており、この思想はチベットと他近隣地帯(2d)の植民地化政策の基礎となりました。
チベット政府は中国共産党が結成される30年も前に、すでに主権国家として認知されるべき項目を満たしており、チベットが一国家と定義されるべきなのは明白です。
中国の侵攻前には、両国の接触、政治的関係は無かったに等しく、中国はチベットを正式に支配していませんでした。(2e).中国の指導者たちは、チベット人を“野蛮で未開”であるとし、中国人として“同化するか排除されるべき”であるとしました。(2f).
誇り高く、独立心の高いチベット人は“同化”する気配を見せなかったので、中国はチベット人をさらに根絶する政策へと進んでいきます。

3)同意に基づいた統治ではなく武力による支配

中国:「祖国の団結を守り抜くために 万里の長城を築くごとく徹底的に分裂主義と戦い、チベットの基本的な安定を長期的安定へと導かなければならない。」 胡錦濤(3a).

■事実:60年たった今も、中国はチベットの統治を軍と準軍事的組織に頼っています。
チベットの記念日などの敏感な時期ごとに武装警備は強化されています。2011年3月のンガバの例を上げるまでもなく、2008年以来、チベットでは大規模な抗議行動が後を断ちません。
現在、チベットでは少なくとも824人の政治囚が服役しています。 (3b).
中国では保安予算が国防予算を上回っています。 (3c).2008年の抗議行動の際に拘束された推定何千人と、過剰警備による死亡者に対して、中国政府は責任を問われていません。(3d)
例:2006年に中国軍、国境警備隊の発砲による死亡した17歳の尼僧、ケルサン・ナムツォ

4)繁栄ではなく貧困

中国:「チベット地区のGDPは2010年度に500.8億元(約600.8億円)に達し、年間成長率が12.4%.農民と牧民の納税後の年間収入が2005年度の2倍にあたる4,319元となった」 ペマ・ティンレー
(Padma Trinley)チベット自治区人民政府主席 (4a).

■事実:中国がチベット自治区に2001年以降に投資した総額は3100億元という巨額にも関わらず (4b)、投資は主に中国からの移民の為に使われ、チベット人に対して経済的疎外状態を作りだしています。
経済学者で経済開発の専門家であるAndrew Fischerは中国政府の発表した数値の統計を分析した結果、チベットの経済成長を“民族除外的”である(4c)と呼んでいます。

漢民族によるチベット高原への移住の規模とその速度、その結果引き起こされる、チベット人に対するビジネスや雇用の不公平は、2008年にラサで起きた抗議行動の要因の一つです。

5)ダライ・ラマ:狼ではなく平和のシンボル

中国:「我々はダライ一派との、血と火を見る勢いの生と死をかけた戦いの最中である」張慶黎(Zhang Qingli)中国共産党チベット自治区書記
さらにジャンパ・プンツォク(Jampa Phuntsog)チベット自治区人民政府主席(当時)は中国日報 でこう述べています。「大多数のチベット人はダライ・ラマの帰還を望んでいない。」(5a)

■事実:ダライ・ラマは紛れもなくチベット人の、絶対的な精神的かつ政治的指導者です。
北京政府はダライ・ラマを最大の敵と見なし“袈裟を着た狼”や“人間の顔をした怪物”などの表現を用いて冒涜しています。

2008年に起きた抗議行動では、 ダライ・ラマの帰還を望む声が世代を超えたチベット人から起こりました。
中国はダライ・ラマとその支援者を‘分裂主義者’と呼び、抗議行動の首謀者であるとして非難しています。(5c).またダライ・ラマの写真を持つことは禁止されており(5d)、チベット人政治囚はダライ・ラマの写真を踏みつけたり、破棄することを強要された自身の苦しい経験を証言しています。
亡命を余儀なくされて50年たった今でも、中国政府はチベット人とダライ・ラマの強い絆を壊すことはできません。

6)言語:保護ではなく強制同化

中国:“全ての国民は独自の言語(話し言葉と文字言語)を自由に使用し、発展させる権利がある。“中華人民共和国憲法 第4章 (6a)

■事実:「中国語で教育を受けていないチベット人に高収入の職業を得ることは難しく、チベット語で教育を受けた生徒がカレッジや大学で専門的な資格を取得することも同じ様に困難です。資格を取得できる学科をチベット語で教える教育施設はありません」Tsering Dorje(ツェリン・ドルジェ), 教師 (6b).
2008年以降、中国はチベット語の使用を阻害してきました。(6c).2010年10月、1万人のチベット人学生と教師が、
教育言語を中国語に統一する青海省の教育改革案に反対して抗議行動を行いました。(6d).街頭標識は中国語で書かれ、政府の公文書はほとんどが中国語のみで配布されます。またチベット語で、宛て先を書かれた手紙は配達されません。中国政府によるチベット語廃絶の努力にも関わらず、チベットではチベット語文化を守る運動が起こっています。(6e).

7)支配と観光化

中国:「チベットの観光収入は226.2億元に達し、およそ年間30%の上昇…地域の観光事業局は2015年には1500万人の観光客が訪れると予測」(7a).

■事実:北京はチベットの経済開発を進めるために、観光をメイン産業として何百万単位の国内と国外からの観光客を予想しています。観光収入を最大にする傍ら、訪問者が何を見て何を理解するか、までを当局が管理します。(理解するかさえ当局は管理しようとしています)。
ツアーガイドやホテルは当局が認可したチベットの歴史のみを伝えるよう圧力をかけられています。
それに背き、共産党の公式見解以外を観光客に伝えたガイドは、それが、たとえ日常会話的な気軽なものでも、営業停止処分または懲役を受ける危険があります。1959年と2008年の蜂起記念である今年3月には、最近オープンした高級ホテルグループ「セント レジス ラサ」を含め、数館の高級ホテルが存在するにも関わらず、当局がチベット自治区全体に対して“宿泊施設の不足”を理由に観光を禁止しています。(7b)

8)解放ではなく弾圧

中国:「チベットの平和的解放なくして、中国共産党と人民解放軍への入党なくして、被支配層の農奴であるチベット人はCPCの政策を深く理解することは不可能である。」朱維群(Zhu Weiqun)中国共産党中央統一戦線部常務副部長 (8a).

■事実:中国共産党は”チベットの各民族人民を指導して、ダライ・ラマ集団(8b)の武装反乱を平定し、民主改革を行い、何千年にも及んだ極めて暗黒で、残酷で、野蛮で、立ち後れた封建農奴制を徹底的に打破し、代々搾取にあえいできた百万の農奴を完全に解放した”と語りました。これに対し2009年3月、ダライ・ラマは中国政府のチベット政策について、“チベットの人々を深い苦しみと困難の淵に落としいれ、まさに生き地獄を味会わせている”と形容しています。”(8c). つまり、北京政府のチベットに対する批判である“農奴”の歴史は、典型的な植民地支配者の弁といえます。 侵略を肯定するために“野蛮”であったとしているのです。(8d).

侵略を受ける前のチベットにおいて、既に多くのチベット人は彼等の制度の中の封建制に気付き、ダライ・ラマは改善を始めていました。

現在、チベット亡命政府が民主化されたのに対し、2009年に制定された「チベット百万農奴解放記念日」は現在も続く中国による封建的なチベットの植民地支配の象徴です。

9)自由ではなく宗教弾圧

中国:「全てのチベット人は信教の自由を完璧に保証する政策に守られ、その自由を謳歌している」秦宜智(Qin Yizhi)中国共産党ラサ市委員会書記  (9a).

■事実:中国の侵略後、チベット仏教はその中心的存在であるダライ・ラマへの忠誠を否定するよう強要されています。
約6千もの僧院が破壊され、今日では僧侶、尼僧の数が大幅に減少し、仏教の教育施設では厳しい“愛国再教育”が行われています。(9b)2011年4月東チベットのキルティ僧院では、抗議行動をきっかけに300人の僧侶が強制連行されました。(9c).1995年、当時6歳だったダライ・ラマが任命(承認)したパンチェン・ラマ11世が強制失踪させられたまま、現在も消息不明です。1999年、カルマパ17世もチベットを脱出せざるを得ないと感じ亡命しました。

中国政府は今ではトゥルク(化身ラマ)さえ政府の認可が必要だとしています。最近のダライ・ラマの発言(「転生制度自体を廃止してもよい」)を受けこの無宗教政権は「ダライ・ラマは転生すべきだ」とさえ主張しているのです。(9d).

10)第3極の危機

中国:「」チベット高原の環境保護を強化することは“国境地方の安定と民族団結、そして豊かな社会を築くために重要である。」国務院常務会議(State Council statement) (10a).

■事実:地球上で、第3番目に多い氷河と淡水を貯蔵することから、地球の第3極と呼ばれるチベットは、温暖化が世界の他の場所よりも2倍の速度で進んでいます。高原から溶けだした氷河は水資源を危うくし、継続的な生業を危険にさらし、河川下流に暮らす10億人の生活を脅かしています。(10b).中国がチベットを占領して以来、その環境政策は地域一帯の飢饉を引き起こし、チベットで過度の森林伐採が行われた結果、

下流域で洪水を起こし、高原の砂漠化や、無秩序な資源の採掘は環境破壊を進めています。(10c).こうした批判にも関わらず、中国は、さらに多くのダムを造り続けています。それにより下流域の住民の生活に必要な安定した水の供給を脅かしています。この水問題に関して中国は、自身の政策を省みず、遊牧民がその原因だとしています。

 

11)中国による植民地化

中国:「『西部大開発』(西部大開発http://ja.wikipedia.org/wiki/西部大開発)を実行し、開発を促進することで、人材もそれに伴って西に流入する。」李德洙(Li Dezhu)国家民族事務委員会主任(当時) 11a).

■事実:1980年代の「改革開放」政策により、中国からの労働者がチベットに押し掛けました。
2000年に行われた、150のチベット自治県を含むチベット高原全体の人口統計では、約1000万人の中から軍人と出稼ぎ労働者を除いた540万人がチベット人で、残りは漢民族とそのほかの中国人です。 (11b).
2002年には当局がインタビューで、中国からの移民を奨励していることを認め、ラサのチベット人は近く、少数派となるであろうと語り、中国からの移民の増加は安定と発展を導くための経済開発を遂行するためと述べています。(11c).植民地下のチベット人の生活は絶えず差別と排除にさらされています。

12)遊牧民の強制移住

中国:「全ての遊牧民が今世紀末までに遊牧生活を終えること」斉景発(Qi Jingfa)中国農業部副部長1998  (12a).

■事実:チベットでは少なくとも225万人がチベット社会独特の遊牧または半遊牧生活を送っていました。(12b).中国は支配下にあるチベットの遊牧民を’野蛮’であるとし、彼等の生活様式は中国政府の農業集団化政策による存続の危機に面しています。(12c).

2000年までに遊牧生活を終わらせるには至りませんでしたが、「西部大開発」が始まって以来、バラック建てのコンクリートで作られたキャンプへチベット人を強制移住させる計画は、さらに勢いを増しています。
2011年1月には、当局は143万人の農民と牧民が新しい家に移住したと発表しています。 (12d)
気候変動の世にあって、‘環境保護’を理由に遊牧民から奪った土地はダム開発や採掘作業のために使用されています。何千年もの間、チベットの遊牧民達は高原で継続的に生きてきました。現在は、中国の‘牧草地を農地へ改造’する政策の施行により柵で囲まれた牧草地は過放牧となり、砂漠化がすすんでいます。(12e).
強制定住は経済的、社会的な問題を生み (12f), さらなる混乱を招く可能性があります。

13)チベットの鉄道化

中国:「2010年度のチベットにおける投資予算は160億元を計上し、その後46%ごとの年間上昇とする。この地域の空港、高速道路や鉄道等のインフラを促進する。」ペマ・ティンレー Padma Choling「経済発展の段階を一気に引き上げることが、我々の目的ではあるが、社会安定を維持することも非常に重要である」 Zhang Qingli(張慶黎)(13a).

■事実:中国のチベットへの金融投資額は膨大です。しかし、その多くが巨大なインフラ整備におかれ、コミュニティーが必要とするプロジェクトはないがしろにされており、貧しいチベット人のためには使われません。顕著な例では2006年7月に開通したゴルムド・ラサ鉄道があります。これにより、中国からの移民が増大した結果、地域のチベット人が地元経済からさらに排除されることとなり、中国の当初の目標であったこの地の‘安定’ではなく、チベット人住民の反感を募らせることとなりました。同鉄道はさらに迅速な軍事派遣を可能にし、遊牧民の生活様式とチベットの自然資源の両方を破壊しています。(13b).

14)水源の独占

中国:「チベットは豊かな水資源と水力発電資源に恵まれているが、水資源こそがチベットの開発を妨げている要因である」Zhang [Qingli] (張慶黎)”はチベットにおける水資源インフラの開発の緊急性を強調しました。(14a).

■事実:チベットにおける、その他の開発事業と同様にダム開発に関する事業決定権はチベット人に与えられていません。近年までチベットは、世界最大のダムの無い河川、ヤルンツァンポ川(Yarlung Tsangpo)を保有していました。2010年に中国は 蔵木(ザンム) 水力発電所を含む5箇所以上のダムをこの川の中流に建設する計画を発表しました。これは世界最大規模の水力発電計画事業といえます。(14b).

下流域諸国の安全で安定した水資源の提供への影響と、(14c) 地震活動のある地域へダムを建設する危険(14d) 、そして、生態系が世界でもっとも豊かなこの地域への自然破壊が、心配されています。(14e).

15)長寿化?反体制派はその逆

中国:「チベット人の寿命は解放前の35.5歳のほぼ2倍の67歳になった。2006年から2010年の間に17億元がチベット人農民と遊牧民のための無料の医療を提供するために使われた」 (15a).

■事実:乳児と幼児の死亡率は世界でも最高レベルです。強制定住を余儀なくされた遊牧民は、約束されたはずの医療提供は、ほとんど与えられておらず、ほとんどのチベット人にとって医療は手が届かない存在です。(15b).
ラサに増えた売春率がエイズの感染を懸念させます。政府に対して反対意見を持てば、必ず寿命への影響は大である。抗議行動に参加して怪我をした者は当局の監視を怖れ医療処置を受けることを拒み、拘束中の死坊は珍しくありません。
2011年初め、2008年の抗議行動に参加したとして逮捕されたラブラン僧院の僧侶が拘束中に拷問死するといった事件がありました。(15c).

16)第2の文化大革命

中国:「政府はチベットの伝統的文化を守るために、多くの労動力を動員し、資源と資金を投入している…それにより、チベットの文化を育て、これまでにない文化への保護を行う」2008年白書
“非合法の音楽やビデオを保持することは厳重に処罰される” シガツェ学校ウェブサイト(16a).

■事実:北京政府は音楽や歌を使ってプロパガンダを広めてきました。党局は’認可’チベット人シンガーの名簿を管理しています。
何十ものチベット語の曲が禁止処分とされ、公安の検問所では定期的にチベット人の携帯電話を非合法曲や着メロのチェックを行っています。(16b).
約30人ものチベット人作家や Tashi Dhondup (タシ・ドゥンドゥプ)を含む演奏者が逮捕され受刑しています。(16c)
それにも関わらず、チベット人としての誇りを詠い、連帯を呼びかける、彼等の文化とアイデンティティーをあえて主張するチベット人アーティストは増えています。

17)銃口を向けられる幸せ?

中国:CCTV(中国中央テレビ局/中国中央電視台)では‘2010年度、一番幸せな人々の街’に与えられる賞をラサに送りました。

■事実:著名チベット人作家ウーセルは、述べています。“昼夜、狙撃兵に銃口を向けられ、お寺にお参りに行くときでも、あとをつけられて生活することの、どこに幸せを見いだせるでしょうか?

ラサの人々は、2008年に起きた血みどろの恐怖を、こんな短期間で忘れ去り、幸せな笑顔を顔一杯に浮かべることができるのでしょうか?中国の他の、どの街の人々より幸せな人々が、なぜ街頭に繰り出して抗議をするしかなかったのでしょうか?”  (17b).

以下参考リンク:

1a. Hu Jintao, Lhasa 19 July 2001.
1b. Tsering Shakya, ‘Dragon in the Land of Snows’, 1999.
1c. “The Tibetans have every moral right to their independence for which they have fought successfully in the past, and we are committed to support them in maintaining it.” (UK Foreign & Commonwealth Office to Chongqing, June 1942)
1d. On 30 March 2011, Court No. 2 of Spain’s National High Court, the Audiencia Nacional, acknowledged Tibet is an occupied state under international law.
1e. Radio Lhasa broadcast, 1 October 1960.
1f. Tibet Justice Centre.
2a. Liu Yandong, China Tibetan Culture Forum, October 2006.
2b. See http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_ethnic_groups_in_China
2c. China White Paper 28 September 2009.
2d. Delaney, Cusack and van Walt van Praag, ‘The Case Concerning Tibet’, 1998.
2e. Ibid
2f. International Campaign for Tibet, ‘Jampa, the Story of Racism in Tibet’, 2001, page 24.
3a. Hu Jintao, 9 March 2009.
3b. US State Department Report on Human Rights 2010.
3c. In 2010 public security spending was RMB 549bn ($84bn) and defence spending RMB 533.4bn, Reuters, 5 March 2011.
3d. Human Rights Watch, ‘I Saw it With My Own Eyes’, 2010.
3e. The Guardian, 30 October 2006.
4a. Padma Choling, 28 March 2011.
4b. Xinhua 25 January 2010.
4c. A M Fischer, ‘Perversities of Extreme Dependence and Unequal Growth in the TAR’, 2007.
5a. Zhang Qingli, 19 March 2008; Jampa Phuntsog, 20 June 2007.
5b. Zhang Qingli, 19 March 2008.
5c. The Independent, 20 May 1996.
5d. Wen Jiabao, quoted by the BBC, 18 March 2008
6a. See http://english.people.com.cn/constitution/constitution.html
6b. Free Tibet, ‘Forked Tongue: Tibetan language under attack’, 21 February 2008
6c. Woeser’s Blog, ‘When Tibetan Students fight for the Tibetan language’, 4 November 2010, translated by Hugh Peaks Pure Earth.
6d. BBC report, 20 October 2010.
6e. Tsering Shakya, ‘The Politics of Language’, December 2007.
7a. Padma Choling, 16 January 2011.
7b. Zhang Qingli, 7 March 2011.
7c. The Independent, 3 November 2010.
8a. Interview for “China’s Tibet”, 7 May 2011.
8b. Blog post, James Reynolds BBC, 19 January 2009.
8c. The Times, 10 March 2009.
8d. Lhadon Tethong, ‘China’s favorite propaganda on Tibet…and Why it’s Wrong’.
8e. Tsering Shakya, ‘Tibet and China: the past in the present’, 2009.
9a. Qin Yizhi, Lhasa Party Secretary, 28 March 2011.
9b. Tibetan Government in Exile.
9c. International Campaign for Tibet, 22 April 2011.
9d. Padma Choling, quoted by Reuters, 7 March 2011.
10a. State Council Meeting chaired by Wen Jiabao, 30 March 2011.
10b. International Campaign for Tibet, ‘Tracking the Steel Dragon’, 2008 pg 231.
10c. Tibetan government-in-exile Environment Report 2008.
11a. Li Dezhu State Ethnic Affairs Commission, in Qiu Shi, 1 June 2000.
11b. See http://chinadataonline.org. The 2010 census, available soon, is intended to count the floating migrant population.
11c. New York Times, 8 August 2002.
12a. Qin Jingfa, Vice Minister or Agriculture, quoted in Xinhua 18 March 1998.
12b. International Campaign for Tibet, ‘Tracking the Steel Dragon’, 2008.
12c. Gabriel Lafitte, ‘Eight Chinese Myths about Tibetan Nomads’, 2011.
12d. Padma Choling, 16 January 2011.
12e. Oliver W Frauenfeld and Tingjun Zhang, ‘Is Climate Change on the Tibetan Plateau Driven by Land Use/Cover Change?’ 2005.
12f. Feng Yongfeng, ‘The Tibetan Plateau: the plight of ecological migrants’, 2008.
13a. Padma Choling, 28 March 2011 and Zhang Qingli, 6 March 2011.
13b. International Campaign for Tibet, ‘Tracking the Steel Dragon’, 2008.
14a. Zhang Qingli, 28 March 2011.
14b. The Guardian, 24 May 2010.
14c. Ibid.
14d. Geologist Yang Yong quoted by South China Morning Post, 1 May 2010.
14e. Conservation International.
15a. Padma Choling, 16 January 2011 and 28 March 2011.
15b. International Campaign for Tibet, ‘Health and Health Care in Tibet’, 2010.
15c. International Campaign for Tibet, 4 April 2011.
16a. China White Paper, 25 September 2008 & Notice on Shigatse High School Website, April 2010.
16b. Bhuchung D Sonam, ‘Banned Lyrics, Reactionary Songs’, 2010.
16c. International Campaign for Tibet, ‘A Raging Storm‘, 2010.
17a. Woeser’s blog ‘Happiness under Gunpoint’ translated by High Peaks Pure Earth, 14 February 2011.
17b. Ibid.
NOTES WITH LINKS
1a. Hu Jintao, Lhasa 19 July 2001. http://news.xinhuanet.com/english/2008-10/16/content_10205324.htm
1b. Tsering Shakya, ‘Dragon in the Land of Snows’, 1999.
1c. “The Tibetans have every moral right to their independence for which they have fought successfully in the past, and we are committed to support them in maintaining it.” (UK Foreign & Commonwealth Office to Chongqing, June 1942)http://www.tibetjustice.org/reports/sovereignty/independent/a/index.html
1d. On 30 March 2011, Court No. 2 of Spain’s National High Court, the Audiencia Nacional, acknowledged Tibet is an occupied state under international law. http://www.europapress.es/epsocial/noticia-comite-apoyo-tibet-recurrira-cuanto-antes-ts-archivo-causa-represion-china-jjoo-20110311131513.html.
1e. Radio Lhasa broadcast, 1 October 1960.
1f. Tibet Justice Center. http://www.tibetjustice.org/reports/sovereignty/entitled/c/index.html
2a. Liu Yandong, first China Tibetan Culture Forum October 2006.http://en.tibetmagazine.net/zztj/200803/t20080312_51726.htm
2b. See http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_ethnic_groups_in_China
2c. China White Paper 28 September 2009. http://www.globaltimes.cn/www/english/truexinjiang/ethnic/policies/2009-09/472794.html
2d. Delaney, Cusack and van Walt van Praag, ‘The Case Concerning Tibet’, 1998http://www.tibetjustice.org/reports/sovereignty/index.html
2e. Ibid
2f. International Campaign for Tibet, ‘Jampa, the Story of Racism in Tibet’, 2001, page 24,http://www.savetibet.org/documents/reports/jampa-the-story-racism-tibet
3a. Hu Jintao, 9 March 2009. http://news.bbc.co.uk/1/hi/7933520.stm
3b. US State Department Report on Human Rights 2010 http://www.state.gov/g/drl/rls/hrrpt/2010/eap/154382.htm#tibet
3c. In 2010 public security spending was RMB 549bn ($84bn) and defence spending RMB 533.4bn, Reuters, 5 March 2011.http://uk.reuters.com/article/2011/03/05/us-china-unrest-idUKTRE7222RA20110305
3d. Human Rights Watch ‘I Saw it With My Own Eyes’, 2010. http://www.hrw.org/en/reports/2010/07/22/i-saw-it-my-own-eyes-0
3e. The Guardian, 30 October 2006. http://www.guardian.co.uk/world/2006/oct/30/china.worlddispatch
4a. Padma Choling, 28 March 2011. http://news.xinhuanet.com/english2010/china/2011-03/28/c_13800618.htm
4b. Xinhua 25 January 2010. http://news.xinhuanet.com/english/2010-01/25/content_12869502.htm
4c. A M Fischer, ‘Perversities of Extreme Dependence and Unequal Growth in the TAR’, 2007. Available fromhttp://eprints.lse.ac.uk/20219/
5a. Zhang Qingli, 19 March 2008 & Qiangba Puncog (Jampa Phuntsog), 20 June 2007.
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article3581310.ece & http://www.chinadaily.com.cn/china/2007-06/20/content_898642.htm
5b. Zhang Qingli, 19 March 2008. http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article3581310.ece
5c. The Independent, 20 May 1996. http://www.independent.co.uk/news/world/tibet-riots-over-ban-on-pictures-of-dalai-lama-1348318.html
5d. Wen Jiabao, quoted by the BBC 18 March 2008. http://news.bbc.co.uk/1/hi/7302021.stm
6a. See http://english.people.com.cn/constitution/constitution.html
6b. Free Tibet, ‘Forked Tongue: Tibetan language under attack’, 21 February 2008 www.freetibet.org/files/Forked(3).pdf
6c. Woeser’s Blog, ‘When Tibetan Students fight for the Tibetan language’, 4 November 2010, translated by Hugh Peaks Pure Earth. http://www.highpeakspureearth.com/2010/11/when-tibetan-students-fight-for-tibetan.html
6d. BBC report, 20 October 2010. http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-11581189
6e. Tsering Shakya, ‘The Politics of Language’, December 2007,
http://www.tibetwrites.org/?Language-Literature-and
7a. Padma Choling, 16 January 2011. http://news.xinhuanet.com/english2010/china/2011-01/16/c_13693159.htm
7b. Zhang Qingli, 7 March 2011. http://news.xinhuanet.com/english2010/china/2011-03/07/c_13765783.htm
7c. The Independent, 3 November 2010. http://www.independent.co.uk/travel/asia/china-unleashes-tourism-in-latest-invasion-of-tibet-2123563.html
8a. Interview for “China’s Tibet”, 7 May 2011. http://in.china-embassy.org/eng/xzjx/t820877.htm
8b. Blog post by James Reynolds, BBC, 19 January 2009.http://www.bbc.co.uk/blogs/thereporters/jamesreynolds/2009/01/serfs_emancipation_day.html
8c. The Times, 10 March 2009. http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article5879043.ece
8d. Lhadon Tethong, ‘China’s favorite propaganda on Tibet…and Why it’s Wrong’.http://www.studentsforafreetibet.org/article.php?id=422
8e. Tsering Shakya, ‘Tibet and China: the past in the present’, 2009. http://www.opendemocracy.net/article/tibet-and-china-the-past-in-the-present
9a. Qin Yizhi, Lhasa Party Secretary, 28 March 2011. http://usa.chinadaily.com.cn/china/2011-03/29/content_12241864.htm
9b. Tibetan Government in Exile. http://www.tibet.net/en/index.php?id=7&rmenuid=8
9c. International Campaign for Tibet, 22 April 2011. http://www.savetibet.org/media-center/ict-news-reports/two-elderly-tibetans-killed-hundreds-monks-detained-kirti-crackdown-deepens
9d. Padma Choling, quoted by Reuters, 7 March 2011. http://in.mobile.reuters.com/article/worldNews/idINIndia-55383520110307
10a. State Council Meeting chaired by Wen Jiabao, 30 March 2011. http://www.china-embassy.org/eng/gdxw/t811050.htm
10b. International Campaign for Tibet ‘Tracking the Steel Dragon’, 2008, pg 231.
http://www.savetibet.org/media-center/stories-interviews/tibet-the-world%E2%80%99s-%E2%80%98third-pole%E2%80%99
10c. Tibetan government in exile Environment Report 2008. Available from http://www.tibet.net/en/index.php?id=198&rmenuid=11.
11a. Li Dezhu State Ethnic Affairs Commission, in Qiu Shi, 1 June 2000. http://www.savetibet.org/media-center/ict-news-reports/impact-urbanization-rural-areas-tibet-autonomous-region
11b. See http://chinadataonline.org. The 2010 census, available soon, is intended to count the floating migrant population.
11c. New York Times, 8 August 2002. http://www.nytimes.com/2002/08/08/world/world-briefing-asia-tibet-chinese-pouring-into-lhasa.html
12a. Qin Jingfa, Vice Minister or Agriculture, quoted in Xinhua 18 March 1998.
Available from www.cecc.gov/pages/general/newsletters/CECCnewsletter20051101.pdf
12b. International Campaign for Tibet, ‘Tracking the Steel Dragon’, 2008.http://www.savetibet.org/documents/reports/tracking-steel-dragon
12c. Gabriel Lafitte, ‘Eight Chinese Myths about Tibetan Nomads’, 2011.
http://rukor.org/2011/04/eight-chinese-myths-about-tibetan-nomads/
12d. Padma Choling, 16 January 2011. http://news.xinhuanet.com/english2010/china/2011-01/16/c_13693159.htm
12e. Oliver W Frauenfeld and Tingjun Zhang, ‘Is Climate Change on the Tibetan Plateau Driven by Land Use/Cover Change?’ 2005. http://cires.colorado.edu/science/pro/irp/2005/frauenfeldZhang/
12f. Feng Yongfeng, ‘The Tibetan Plateau: the plight of ecological migrants’, 2008.http://www.chinadialogue.net/article/show/single/en/2445-The-Tibetan-Plateau-the-plight-of-ecological-migrants
13a. Padma Choling, 28 March 2011 & Zhang Qingli, 6 March 2011.
http://english.peopledaily.com.cn/90001/90776/90882/7332537.html &http://news.xinhuanet.com/english2010/china/2011-03/06/c_13764012.htm
13b. International Campaign for Tibet, ‘Tracking the Steel Dragon’, 2008.http://www.savetibet.org/documents/reports/tracking-steel-dragon
14a. Zhang Qingli, 28 March 2011. http://english.peopledaily.com.cn/90001/98649/7333367.html
14b. The Guardian, 24 May 2010. http://www.guardian.co.uk/environment/2010/may/24/chinese-hydroengineers-propose-tibet-dam
14c. Ibid.
14d. Geologist Yang Yong quoted by the South China Morning Post, 1 May 2010. http://www.asianews.it/news-en/China-to-build-dams-in-quake-prone-Tibetan-regions-18279.html
14e. Conservation International. http://www.biodiversityhotspots.org/xp/hotspots/himalaya/Pages/default.aspx
15a. Padma Choling, 16 January 2011 and 28 March 2011.
http://news.xinhuanet.com/english2010/china/2011-01/16/c_13693159.htm &http://news.xinhuanet.com/english2010/china/2011-03/28/c_13800618.htm
15b. International Campaign for Tibet, ‘Health and Health Care in Tibet’, 2010.
http://www.savetibet.org/documents/other/health-and-health-care-tibet
15c. International Campaign for Tibet, 4 April 2011. http://www.savetibet.org/media-center/ict-news-reports/death-second-tibetan-monk-tortured-after-protest-during-foreign-reporters-2008-trip-labran
16a. China White Paper, 25 September 2008 http://www.chinadaily.com.cn/china/2008-09/25/content_7059590.htm & Notice on Shigatse High School Website, April 2010. http://www.rfa.org/english/news/tibet/ringtones-05212010110758.html
16b. Bhuchung D Sonam, ‘Banned Lyrics, Reactionary Songs’, 2010. http://www.tibetwrites.org/?Banned-Lyrics-Reactionary-Songs
16c. International Campaign for Tibet, ‘A Raging Storm‘, 2010. http://www.savetibet.org/media-center/ict-news-reports/raging-storm-crackdown-tibetan-writers-and-artists-after-tibets-spring-2008-protests
17a. Woeser’s blog ‘Happiness under Gunpoint’ translated by High Peaks Pure Earth, 14 February 2011.
17b. Ibid.
http://www.highpeakspureearth.com/2011/02/cctv-says-lhasa-people-are-happiest-by.html

2010年3月10日:チベット民族蜂起から51年記念日

月 ,01/03/2010

今年の3月10日は1959年チベット民族蜂起から51年記念日、2008年蜂起から2年目の記念日となりますが、日本でも各地で様々なアクションやイベントが予定されているようですね。ITSN(インターナショナル チベット 支援ネットワーク)からのメッセージを転送させていただきます。

1. テンジンレデグリンポチェ解放運動

敬愛する高僧の再審を求めてリテンの4万人ものチベット人が、昨年12月に署名した嘆願運動の一層強化を要請します。現在オンライン署名は4000筆集まりました。各国の支援団体が協力して同署名アクションを紹介し、各自の目標数を決めて署名運動を展開しています。先週、米ICT本部からはウェブサイトから“Free Tibetan Heroes”サイトへリンクで誘導し、アクションを紹介するとともに、6万人に紙署名の用紙が送り届けられました。

世界中の支援団体が一致団結してこの運動を強化する事で、チベット本土のチベット人に可能だった4万筆と同数の署名を集める事が出来ると信じます。著名アクションを広めるために、なにとぞ、ご協力下さい。皆様のウェブサイトやブログにアクションのリンクを加えてくださるようおねがいします。

3月10日に行われる抗議行動、マーチ、議員/議会運動や支援者との集まりでの場でぜひ署名参加を呼びかけ下さい。

* オンライン署名 : http://www.freetibetanheroes.org/home.php/profiles/tenzin-delek-rinpoche/petition

* 紙署名:日本語版紙署名はこちらからダウンロードできます。http://freetibet.holy.jp/2010/01/テンジン-デレグ-リンポチェ-釈放要請/)

* ウェブ用バナー : http://www.freetibetanheroes.org/home.php/profiles/tenzin-delek-rinpoche/tdr-web-banner-code

2. 代表議員に働きかける:資料と「議員への質問」の要点

3月10日は政府の関係者にチベットのための具体的な行動を要請する絶好の機会です。代表議員に面会し直にチベットのための効果的な行動を要請する事を強くお進めします。法王様とオバマ大統領の会見に続いて世界中の支援団体によるダライラマと胡 錦濤の会談を実現させるための具体的な要請を各支援団体から行ってください。


* 以下の資料が用意できました:2010年3月チベットについて議員へお願いシート

このシートは議員用の「チベットについてのお願い」の手紙です。文中の赤字のテキストを各自編集して印刷してお使いください。

議員へお願いシートをダウンロードする

* 議会/議員に働きかけるガイドライン(2010年改新)最新板の政府と議員に要請する項目要点のまとめ。ダライラマ法王と主席の会談実現要請、北京大使館のチベット局設立とチベット人政治囚についての啓蒙項目を含む。(日本語訳は近日中に公開予定)
現在、2カ国アメリカとイギリスで国会一斉同時行動が予定されています。


3. チベット国旗掲揚:

3月10日のチベット国旗掲揚は欧州大陸で活発ですが、近年ではSFTインドによる「国旗掲揚キャンペーン」が中心になり2008年3月以降のチベットで掲げられた多くのチベット国旗に敬意を表する運動が展開されて来ました。皆様の支援団体でも公共の建物やビル、施設でチベット国旗を掲揚する事で一般市民の理解を支援を促し、また中国のソフトパワーへの抵抗となります(中国による教育、文化に対する政治的影響;例、大学や映画祭等)

ロサルのメッセージとアクションの紹介

火 ,09/02/2010

SFT 本部の代表ら、若いチベット人のメッセージと、チベットの新年ロサルにできるアクションを、ご紹介します。

ぜひ、ご参加ください。

SFT 本部の Tendor Dorjee とLhadon Tethongのロサル メッセージ

「チベットはロサルを迎えますー2010年2月14日はチベットの暦では2137年、庚寅(かのえとら)年のはじまりです。
ロサルは変化、希望と改新の期を意味します。この日、私達は私達の歴史、私達の文化、私達の宗教そして、未来を祝福したいと思います。なぜなら私達の歴史は偉大であり、文化は美しく、宗教は尊く、現在の苦しみにも拘らず、私達の未来は輝いているからです。

2008年のチベット本土の地域、全てに起こった蜂起行動後、私達は中国の支配下で増加する受刑者、拷問や死亡する同胞達を目撃して来ました。
そのため、世界中のチベット人が連帯し、昨年のロサルを祝う事を取りやめたのです。
今年、多くのチベット人は、ある一つの目的のためだけにロサルの日を見守ります。
それは、私達はチベット人だからという理由からです。
私達のアイデンティティーと魂を強くするために、チベット語を話し,チベットの民族衣装に身を包みチベットの習慣をまもりたいと思います。
それは私達に新たな勇気と困難を乗り越える機会を与えてくれることでしょう。家族や友人とともにロサルを迎え幸せを分かち合う事は、自由を求めるための運動に苦しみと同じくらいに必要なのです。

長い被占領の歴史を通して,一つ明らかなことがあります。それは、支配者は暴力によって潰すことのできないチベット人の魂を羨んでいるということです。
今年、世界中のチベット人はロサルを見守るという行為から、このチベット人の魂を養いたいと思います。

この文化的に重要な習慣を迎えるにあたって、私達からチベット人とその支援者にお願いがあります。中国政府の違法な占領下にあるチベットに暮らすチベット人達による絶える事の無い抵抗を続ける勇気を称え、2月14日にバターランプやロウソクを灯し、祭壇や窓際に供えてください。」

ロサル アクションの例、一覧(運動編);


来るダライラマ法王との会談でチベットの被占領に終止符を打つための具体的な進展をもたらすことを要請します。
絵はがき、手紙、テンプレは こちらからダウンロードできます。各自プリントしてロサルのイベント等(下記参照)で支援者に配布するか、手渡ししてください。絵はがきは現在英語、フランス語、日本語、スペイン語、とドイツ語でも用意されています。
中国、旧正月のお祝いとともに、チベットに対する政策を新年から変えるよう要請します。

中華人民共和国駐日本国特命全権大使
崔 天 凱大使

住所:〒106―0046
東京都港区元麻布3―4―33
代表電話: 03-3403-3388
オペレーター:内線8100

メールアドレス:info@china-embassy.or.jp

地方の駐日 中国総領事館のご案内はこちらから


– 一般支援者に向けてテンジンデレグリンポチェ釈放署名に協力を求めてください。
紙署名シートはこちらからダウンロード出来ます。
-『 支援者にランゼンブレスレットの着用を呼びかける』

– 『ロサル野外イベント』で中国支配に抵抗を続けるチベっと人の勇気をたたえバターランプやロウソクを灯す。その際、ロサルアクション絵はがきの配布、テンジンデレグ署名を同時に呼びかけてください。
“I love Tibet”“Losar because I love Tibet” “Losar because I am Tibetan”のプラカード テンプレとポスターも、それぞれをクリックしてダウンロードしてください。


ロサル アクションの例、一覧(文化編);


– 2010年への改新と希望をを招き入れるためにカタを入り口のドアに掛ける。

– ダライラマの写真を飾る。チベット本土のチベット人は許されないからです。

– チベット新年の食事会の催し。英語ですが伝統的なチベットの食事、モモ, thenthuk スープ, balep korkun パン やバター茶等の作り方のサイト;http://asiarecipe.com/tibveg.html

– 新年の踊りや音楽等の野外イベント。その際にアクション絵はがき配布、署名参加をお忘れなく


– タンカに新年の希望のメッセージを書きダラムサラに送る。Windhorse_Template1
色の違う紙にプリントして、その裏面にメッセージを書いてITSNのアジア支局事務所までお送りください。

送り先;ITSN Asia Regional Coordinator, Jogiwara Road, P.O. Mcleod Ganj – 176 219, Distt Kangra, Dharamsala, H.P. INDIA)

ダラムサラでは、支援者からのメッセージとして送られたタンカを象徴的な場所に飾り、写真に収める予定です。














チベットの新年、ロサルアクションとオバマ大統領へ

木 ,04/02/2010

ロサル2137 :チベット暦、庚寅(かのえとら)年

英語ではThe Iron Tiger of Tibetと呼ばれるチベットの新年、ロサルはチベットでは政治的な行動を起こすのに重要な日とされています。

今年のロサルは2月14日で、バレンタインデーと重なります。オバマ大統領とダライラマ法王猊下の会談は今年のロサルの1、2週間後に予定されています。

同時に本日、中国はオバマ大統領に会談を取りやめるよう求める警告を発表したことも報告します。中国共産党統一戦線工作部の朱維群副部長がBBCに語った所では、「中米関係の政治的基礎を深刻に損なう」と強く警告、加えて、もし会談すれば「(中国は)相応の措置を取る」と報復を暗示する発言がありました。

どうぞ、会談を成功に導くための絵はがき/手紙アクションにご参加下さい。


以下からダウンロードできる絵はがき/手紙では、チベットの新年と重なるバレンタインデーのメッセージ「アイ ラブ チベット」に合わせ、オバマ大統領と、日本の政策に関わる政府関係者に対して、きたるダライラマ法王との会談をチベットの被占領に終止符を打つための具体的な進展が得られるよう使ってくれるよう要請します。


絵はがきは「Losar,Because I love Tibet」と「Losar,Because I am Tibetan」の2種類のデザインがあり、プリント屋さん用と、自宅のプリンター用の2種類のダウンロードが可能です。

1)英語:オバマ大統領へ:プリント屋さん用(切り取り線なし)
デザイン:「Losar,Because I love Tibet」LosarPostcard-Obama_EN-1

1a)日本語訳:オバマ大統領へ:プリント屋さん用(切り取り線なし)
デザイン:「Losar,Because I love Tibet」LosarPostcard-Obama_JAP-1

2)英語:オバマ大統領へ:プリント屋さん用(切り取り線なし)デザイン:「Losar,Because I am Tibetan」LosarPostcard-Obama_EN-2

2a)日本語訳:オバマ大統領へ:プリント屋さん用(切り取り線なし)デザイン:「Losar,Because I am Tibetan」LosarPostcard-Obama_JAP-2 bcase i am

3)英語:オバマ大統領へ:自宅プリンター用 (切り取り線付き:紙の両面に印刷してください。印刷後切り取り線に沿って切ると6 x 4 インチ (10.2 x 15.2 cm )の絵はがきになります)デザイン:「Losar,Because I love Tibet」LosarPostcard-Obama_EN-1_0

3a)日本語訳:オバマ大統領へ:自宅プリンター用 (切り取り線付き:紙の両面に印刷してください。印刷後切り取り線に沿って切ると6 x 4 インチ (10.2 x 15.2 cm )の絵はがきになります)デザイン:「Losar,Because I love Tibet」LosarPostcard-Obama_JAP-1_0


4)英語:オバマ大統領へ:自宅プリンター用 (切り取り線付き:紙の両面に印刷してください。印刷後切り取り線に沿って切ると6 x 4 インチ (10.2 x 15.2 cm )の絵はがきになります)デザイン:「Losar,Because I am Tibetan」
LosarPostcard-Obama_JAP-2_0
4a)日本語訳:オバマ大統領へ:自宅プリンター用 (切り取り線付き:紙の両面に印刷してください。印刷後切り取り線に沿って切ると6 x 4 インチ (10.2 x 15.2 cm )の絵はがきになります)デザイン:「Losar,Because I am Tibetan」LosarPostcard-Obama_JAP-2_0


5)日本語:宛名ブランク:宛名のスペースにチベットの政策に関わる政府関係者の名前を記入してお使いください。
プリント屋さん用(切り取り線なし)デザイン:「Losar,Because I love Tibet」LosarPostcard_reps_JAP-1


6)日本語:宛名ブランク:宛名のスペースにチベットの政策に関わる政府関係者の名前を記入してお使いください。自宅プリンター用 (切り取り線付き:紙の両面に印刷してください。印刷後切り取り線に沿って切ると6 x 4 インチ (10.2 x 15.2 cm )の絵はがきになります)
デザイン:「Losar,Because I am Tibetan」LosarPostcard_reps_JAP-2_0

7)英語:オバマ大統領へ:A4手紙(このままプリントして点線の箇所に氏名と日付を記入後、封筒に入れて記載されている住所へ投函してください。)デザイン:「Losar,Because I love Tibet」LosarLetter_EN

8)英語:オバマ大統領へ:A4手紙(このままプリントして点線の箇所に氏名と日付を記入後、封筒に入れて記載されている住所へ投函してください。)デザイン:「Losar,Because I am Tibetan」LosarLetter_EN_2

これらはプリントして支援者の方に配布してもいいですし、イベントの会場等で手渡しして頂いても、結構です。絵はがきは英語、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語の各国語で用意されていますので、他の言語が入用な方はこちらまでお問い合わせ下さい。


または、「アイ ラブ チベット」デザインのみで、文章抜きのカードもダウンロードできますので、各自お好きなようにご家族やご友人宛にお使いください。
LoveTibet_Greeting-A4_0

I am a Tibetan 我是藏人,我爱藏族

東チベットのアムドから、老いも若きも声高らかに誇りを持ってチベット人としての「意味」を語ってくれます。


私はチベット人です、なぜなら私はチベットが大好きだから。

私はチベット人です、なぜなら私はチベット語を学んだからです。

私はチベット人です、なぜなら私はチベットの文化が大好きだからです。

私はチベット人です、なぜなら私はチベットの民族衣装しか着ないからです。

私はチベット人です、なぜなら私にはチベット人の血が流れているからです。

私はチベット人です、なぜなら私の母がチベット人だからです。

私はチベット人です、なぜなら私はチベット語で歌を歌うからです。

私はチベット人です、なぜなら私はチベットの遊牧民だからです。

私はチベット人です、なぜなら私はこの土地を愛しているからです。

私はチベット人です、なぜなら私はこの高原の牧人だからです。

私はチベット人です、なぜなら私はチベットを一時も忘れる事が無いからです。

私はチベット人です、なぜなら私は私のチベット人兄弟姉妹を愛しているからです。

チベットに自由を!

Tibet Will Be Free

テンジン デレグ リンポチェ 釈放要請

土 ,23/01/2010

テンジンデレグリンポチェの新しい署名アクションが政治囚キャンペーンサイトthe Free Tibetan Heroesにて公開されました。

このオンライン署名アクションでは、署名をすると記載した署名の横に、赤い朱肉による拇印を真似たデザインが表れます。

これはチベットのリテンでテンジンデレグリンポチェの再審を求めて、現地チベット人4万人が署名した嘆願書を真似ています。本土のチベット人の必死の行動を応援するために,3月10日までに同数の4万の署名を集めるアクションにご協力ください。

(さらに…)

チベット支援議員の国際会議からCOP15へ、公開要請

木 ,10/12/2009

コペンハーゲンの気候変動問題の解決に向けた会議に於けるチベットの役目についての公開要請書

協議参加国各位へ

コペンハーゲンで開かれる国連気候変動協議の場で北極と南極の次に多くの氷河化した水を貯蔵している、”地球第3極点”として知られるチベットにおける環境保全について真剣に協議をもたれることを訴えます。

気候変動の影響を緩和させるための多国間合意による政策は、チベットにおける環境保全も考慮するべきだと考えます。それは、チベット、特にそこに住む遊牧民が参加できるものでなければならないと考えます。

11月18日−19日、世界30カ国から集まった議員による第5回チベットのための国際議員会議が,ローマで執り行なわれました。気候変動に関する議題は会議の際に活発に議論された結果、会議は以下のような宣言を発表しました。
“第3極点として知られるチベット高原の環境汚染は、温室効果ガスの排出が原因で起きた気候変動と、中国政府の自然資源の誤った管理と営利優先の開発政策により確実に悪化しております。それはチベット人遊牧民の強制移住と定住化政策として行われており、彼等の伝統的な遊牧手法とチベット草原の管理から引き離すものとして具体化しています。チベット高原に於ける気候変動による影響を緩和しようとする政策は、アジアの何億という人々と生態系に直接影響を及ぼすため、当事者であるチベット人の経験とその関与は気候変動政策の実施を成功に導くための必要不可欠である。

さらに、議員による宣言は続きます。
”各国政府はチベットにおける気候変動の挑戦について、住民であるチベット人自身の直接参加を含んだ、多国間の協調により合意を生み出す必要がある。そのために、今会議の参加者はコペンハーゲンで行われる国連気候変動協議に先駆けて、第3極点としてのチベットの重要性を訴えるため公開書簡を作成し公表する。”

幸い、チベットにおける気候変動の影響は比較的良好に記録されています。それによると、高原の温度は他の地方と比べ早く上昇し、氷河の解凍は黒い岩や土を露出し、それによって太陽放射の吸収が高まり、温暖化が加速する。モンスーンの周期の変動によりチベットの大半が乾燥し砂漠化が進んでいる。中国政府の政策は遊牧民を強制的に移住させただけでなく、彼等が何千年にも渡り守って来た土地の管理手段をも喪失させ、これらの地域の気候変動を悪化させています。

中国にとって「最大の給水棟」として捉えられているチベット地域は下流10カ国に水を提供しています。長期的な視点に立てば、(チベットの)氷河の消滅は深刻な水不足を意味します。アジアに暮らす10億の人々の将来が、チベットの氷河と草原に依存していると言っても過言ではありません。これらの変化を一番感じているのはチベットの人々であると同時に、この問題の解決に非常に重要な役目を果たすことができます。
チベットは地球の気候変動問題の解決にとって中心的存在です。アジア全域に河川による水と、モンスーンによる水雨を提供するだけでなく、チベット草原を正常な状態を取り戻せたのなら、CO2吸収の受け皿となります。以上の観点から、私たちはこの会議に以下の要点を含む政策を考慮にいれるよう要請します。

1.チベット高原の生態系、水資源と土地利用の政策が、チベット高原に与える変化を、独立した国際科学者により調査する事。
科学者と、チベットの住民の代表、そしてチベットが提供する水資源に依存する国の国民が関与できるために、高原の状態についての正確な調査と分析を必要です。それによって、チベット高原の草原と森林の科学的な生態系の回復作業と、管理を含むこの地域に対する公平で継続的な気候変動の影響を緩和し対応する方策を生み出す事が出来るでしょう。

2.高原の自然資源の管理と決定権を総合的に行い、この決定にチベット人、特に遊牧民自身による参加を保証する。

チベットの遊牧民は、自身の放牧地である高原を何千年にもわたり管理して来ました。彼等の経験は生態系に対する変化を知る上で重要なだけでなく、 土地の浸食や砂漠化といった兆しを知るうえでも大変重要です。残念なことに政府の政策は、この必要不可欠な人材資源を無視し、代わりに砂漠化を防ぐためとした誤った政策により、遊牧民を草原から追いやりました。このことは反対に、科学的根拠に基づく遊牧民の生態系管理が、すでに退化した生態系を修復する助けとなることを証明しています。

3.多国間の協調により、チベット地域の当事者の代表を含む、チベット高原の水資源管理に対する決定権のあり方を推進する。
そのような多国間協力は、気候変動に対する緩和政策の効果を高め、公平な対応戦略を生み出し,水資源を原因とした紛争に発展する危険を回避します。中国における環境保全の成功が、地球の気候変動問題の解決に向けての対策を成功に導く重要な鍵であるように、チベットもまた、中国の環境保全の対策の成功の鍵であると言えましょう。今協議委員会においては特に遊牧民を含んだ、チベットの代表を含む気候変動対策を保証されることを要請する。この政策は20億人以上の人々の生活が依存する、チベット高原の水資源、森林や草原資源と、その生態系を理解し緩和させ、適応していく上で必要であり、また近隣諸国の安定と安全を守るために必要な努力である。

チベットのための国際議員ネットワークを代表して

Matteo Mecacci, MP, President of the Parliamentary Intergroup on Tibet, Italy(イタリア)

Consiglio Di Nino, Senator, President of the Foreign Affairs Committee, Canada(カナダ)

Birgitta Jonsdottir, MP, President of the Parliamentary Intergroup on Tibet, Iceland(アイスランド)

Peter Slipper, MP, Former Deputy Minister, Australia(オーストラリア)