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上海万博 開催に向けて

月 ,03/05/2010

上海エキスポが開幕されました。

特設チベット パビリオンは皮肉なことに「天上のチベット」(英訳:”Heavenly Tibet”天国のようなチベット)と名付けられ、中国政府による「新しいチベット:向上した生活」に焦点を当てた図式を”ユニークなチベット文化の魅力、チベットの人々の愛国心と生活向上に対する抱負、平和と調和(ハーモ二ー)”をもちいて展覧されるそうです。

万博のチベットパビリオンの公式サイトはこちらから:
http://en.expo2010.cn/c/en_dq_tpl_265.htm.

フランスのサルコジ大統領に向けてフランス支援団体が連名で以下の内容の要請書を送ったそうです。
日本からも上海万博に行く予定の政治家、著名人や企業代表に対して、同様の手紙をお送りください。
また、万博に関する皆様からの情報も,お寄せください。
よろしくおねがいします。

サンンプルレター

拝啓 (氏名を記入)様

(氏名を記入)様は5月1日から2010年10月まで開催予定の上海万博を訪問される予定でしょうか。
もし、行かれる予定でしたら大切なお願いがあります。
上海万博の「天上のチベット」と名付けられたチベット館へは行かないでください.
チベット館は中国政府による露骨で非道なプロパガンダとして、チベットの違法な占領を正当化し、現在も続く武力による弾圧を包み隠すために作られているからです。

すでにご存知のように、中国は60年以上に渡りチベットを武力で支配してきました。そして2008年には幾千というチベット人達が中国支配を拒否する平和的抗議行動を起こし、占領の終わりを求めて立ち上がりました。その抗議行動から2年経った今もなお、チベットの大変辺鄙な地域にいたるまで徹底的に強化された武装監視下にも関わらず、同様の抗議行動が起こり続けています。
中国の指導者たちは問題解決に向けて具体的な働きかけをする代わりに、チベット人に対する人権蹂躙な行いをごまかし「調和と繁栄」のチべットを映し出すために、この「天上のチベット」館を政治的利用しています。

チべットは「天上のチベット」が描く世界からはほど遠いのが現状です。
2008年の抗議行動勃発後に拘束された700名のチベット人は中国当局による公式発表には含まれず、1000名以上ものチベット人が、未だに行方不明となっています。
中国の法廷ではチベットの悲惨な現状を外の世界に伝えようとした多くのチベット人達に対して重刑を言い渡しており、その中の一人であるWangduは国外の知り合いにメールを送ったことで諜報活動の罪に問われ終身刑を言い渡されました。
ラサの中心地や他のチベット圏内の街や市街地では公然とした武装警察/公安局の監視のようすが、国際通信社から報告されています。
それによってチベット人の街内や街から街への移動の自由を厳しく取り締まっています。
これら移動の取締や監視、裁判での不適切な重刑判決はチベット人に深い恐怖心を植え付け、その情勢を見るに堪えかねてダライラマは(中国支配下の)チベットに暮らすチベット人は“地獄”のような生活を強いられていると発言しています。

チベット館では青海チベット鉄道(ゴルムド~ラサ間)についても取り上げられていますが、この鉄道に関してもまたチベット人にとっては、チベットの自然資源の乱獲に携わる、中国からの移住者を大量流入させる道具となったとして怒りの対象となっています。
さらに、中国政府によると今後5年間の間にチベットの遊牧民を彼等の伝統的な土地から追いやり定住させる計画があります。
その行為は、彼等の文化と生活様式に対して死刑の宣告を下したも同然と言えましょう。
中国政府はチベット館で展覧するチベットの文化そのものを、現実には消し去ろうとしているわけです。

上海万博に行かれる皆様に、お願いします。
チベット人にとり侮辱以外の何ものでもなく、皆様の目をチベットの現状から欺くために作られたチベット館への入館をお止めください。
チベット館の内と外で撮影される皆様のお姿が写った写真は、中国政府指導者によって、 プロパガンダの成功と見なされ、中国のチベット政策と支配の両方を正当化する裏付けとして使用されることでしょう。
そのようなことが起こらないよう、皆様には充分注意を払われることを、お願いいたします。

そのかわり、上海万博に行かれるのでしたらどうぞ、中国の主催者に対しチベット館へ行かない旨をお伝えください。
そして、中国によるチベット支配を今度こそ終わりに近づけるために、ダライラマ法王と胡錦濤主席の会談の実現を強く望んでいるとお伝えください。

敬具

(送信者の氏名/団体名を記入)